無料小学校の運営資金を調達するため、新しい挑戦をはじめました。

クラウドファンディング・プロジェクトです。

クラウドファンディングで得た金額は、すべて無料小学校の運営費に回されます。

そう遠くない未来に、寄付なしで学校運営ができるように努力しています。

しかし、現在は学校の初期建設費用を返済するのが精一杯です。

来年の学校運営費を捻出するために、クラウドファンディングを立ち上げました。

外国人の方の中には、日本のサイトで金銭を支払うことに躊躇する方もいらっしゃるようです。
その場合は、下記ページからPayPalをご利用ください。

https://premamettaschool.wixsite.com/premametta/donate

詳細

私たちの無料小学校「プレマメッタスクール」は、インドのビハール州ブッダガヤの中に位置する小さな村––スジャータ村にあります。

そこは仏教徒の聖地として大変有名ですが、インドで最も貧しい地域のひとつであり、十分に教育を受けられない子供たちが大勢います。

「プレマメッタスクール」創業者のアヌープは、今から10年前に小学校を設立しました。
無料で学べる小学校です。

多くの子供たちが教育の機会を得られるように、現在もプレマメッタスクールは生徒たちから一円も貰っていません。

制服や文房具など、生徒たちが学校生活に必要とするものは、すべて無料で提供しています。

毎日の給食も、すべて無料です。

学校について

インドにおいて、公立学校は基本的に授業料が無料です。
しかし、制服代・文房具代・試験代などは支払う必要があります。

それらは、この地域の貧しい世帯にとっては大きな負担となります。

だから私たちプレマメッタスクールは、それらを(学校に必要なものすべてを)無料で提供しているのです。

プレマメッタスクールは、インド政府から公式認可を受けています。

以前は孤児を引き取ったこともありますが、現在では設備不足のため断念しました。

学校は月曜日から金曜日まで開かれており、土曜日も午前中だけ授業があります。

授業内容は「ヒンディー語」「英語」「数学」「公民」「理科」「体育」「美術」などがあり、授業時間はそれぞれ45分です。

いま、学校には65人の生徒が在籍していますが、家庭の事情などで毎日学校に通うことができない子もいるので、全員が一堂に会することはまれです。

一時、生徒の数は80人にまで増えたこともありましたが、教室が小さすぎてスペースが足りなかったので、生徒の数を減らさなければならないこともありました。

私たちの目標のひとつは、より多くの子供たちが勉強できるように、学校の建物を拡張することです。

また、学校にいるのは生徒ばかりではありません。
先生4人(女性1人、男性3人)と給食を作るために雇った女性が1人います。

私たちにとって重要なこと

私たちは「給食」システムの維持に全力を尽くしてきました。

月曜日から金曜日までの5日間にわたり、家では十分な食事ができない子供たちに新鮮な手作りの料理を提供すること。

ライス、ダール(豆スープカレー)、サブジ(炒め料理の一種)などが代表的なメニューです。

生徒たちは(当然ですが)お腹が空いていたら勉強に集中できません。

何より、幼少期という成長過程において十分な栄養を摂取してほしい……私たちはそのように思っており、無料の給食を続けています。

安定した学校運営のために

学校を設立して10年が経ちました。
当初、校舎は「竹の棒」「プラスチックのシート」で作られていました。
現在は、世界中から支援してくださる方々のおかげで立派なコンクリートの建物ができました。

しかし、学校の運営は常にサポーターからの寄付に頼っているのが実情です。
「寄付」が唯一の収入源というのは、不安定な運営状況です。

子供たちがしっかり成長するためにも、まずは私たちが「良い大人」としての模範例にならねばなりません。

そういうわけで「セーナ村ヨガアシュラム・ゲストハウス」を建てました。
学校運営費を確保するために。

昨年秋、ゲストハウスの客室3部屋をオープンさせました。
さらに客室を2部屋、その上ヨガホールも建設中です。

ゲストハウスで得られた利益は、(必要経費を差し引いて)すべて学校の運営費に回されます。

ですが、ゲストハウス建築費がかなり高額だったので、その借金返済に手一杯です。
まだまだ学校の運営費に回せるだけの余裕がありません。

将来的に、ゲストハウスは学校を卒業した生徒たちの職業訓練の場としても有効活用したいと思っています。

この地域には、そもそも「どこかに就職できる機会」というものがあまりにも少ないので。

インド政府の新制度によりピンチに陥る

9月、インド政府は学校教育に関する新制度を2つ導入しました。

1つは、学校の敷地内に監視カメラを設置すること。
もう1つは、私立・公立に関係なく、全教師が政府公式の教員養成コースを受講すること。

全国の教育機関は、これに従わなければ学校を潰されてしまいます。

多くの教師は教員資格を持っていますが、新制度の教員養成コースを受講してはいません。

未受講の教師は、受講するのが義務です。

受講して訓練を終えれば認定教師となり、全国の学校で教えることができ、最低賃金もアップします。

これらの新しい制度(規則)は、インドの教育制度改善のために制定されたものです。

本来なら喜ぶべきことですが、問題なのは「政府からの財政支援がまったく無い」という点。

監視カメラを買うのも、教員養成コースを受講するのも、多額のお金が必要になります。

監視カメラを買えなかったために閉鎖された学校がいくつも出てきています。

また、教員養成コースを受けなければ教師は免許を失います。

プレマメッタスクールもこれらの問題に(早急に)対処する必要がありますが、必要な資金がありません。

そこで、クラウドファンディング・プロジェクトで皆さまのご支援を賜りたいと思っている次第です。

クラウドファンディングで十分な資金が確保できれば、5つの監視カメラ(教室・ダイニングルーム・屋上・入口・校庭)を購入できます。
さらに、学校に在籍する先生たちに(料金が安い通信教育コースを受講してもらうための)テレビを買うこともできます。

さらに、学校の制服・教科書・学習教材・修学旅行やクリスマスパーティー・インドのお祭りやイベント・医療費など、年間で発生するランニングコストの(一部)充填にも利用できます。

毎月、きちんと先生方に給与を支払えますし、電気代と設備維持費も払えます。

将来的には、ゲストハウスの利益で学校を自立的に運営していく予定です。

今後の目標

プレマメッタスクール創設者アヌープは、正式な学校教育を受けていません。

しかし彼は、「子供が勉強できる場所をつくって輝かしい笑顔を守れることを考えると心が暖かくなる」と言います。

子供たちが学校を卒業しても、私たちの願いは続いていきます。

卒業後の生徒が高校や大学などの教育を受けるまで、引き続き支援していきたいと考えています。

それらを可能にするためには、今まさに資金難に陥っているこの危機を脱する必要があります。

長い間、子供たちの笑顔を守る。
私たちは、その夢まであと一歩のところに来ています。

この記事を読んでくださっているあなたが、私たちの家族となって子供たちを支援してくださったら、とても幸せです。

いつでもブッダガヤのプレマメッタスクールにいらっしゃってください。

私たちの扉は、いつでもあなたのために開いています。

ご参考までに、下記ページは日本のクラウドファンディングのページです。

「助けを必要とする子供がいるかぎり––」
「ブッダガヤの無料小学校に、ご支援をお願いします」

https://readyfor.jp/projects/premametta/announcements/66473