日本も猛暑の毎日と聞いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

プレマメッタスクールではいままた一つの大きな新しい挑戦に取り組んでいます。
それはプレマメッタスクールチルドレンを日本に送るということです。

2019年、2023年、2024年の春、合計3回、プレマメッタスクールはレ・ワールドという日本のNPO法人の海外ワークショップの受け入れ先となり、ワークショップの開催をサポートしてきました。同時にプレマメッタスクールの生徒たちもワークショップ•プログラムに参加し彼らが子供として過ごせる時期に貴重な体験をさせてもらっています。

卒業した生徒に学校生活の思い出を聞いたら「レ・ワールドのワークショップに参加したこと」と答えてくれた子もいます。学校は教科書を使って学ぶだけのところではありません。色んなことを体験して成長をする場です。私としては、これからの彼らの長い人生で、辛いことがあった時に想い出して元気や勇気が湧いてくるような「想い出」を創れる場であって欲しいと願っています。そのために私たち運営側はこの願いを叶えるためにできることを精一杯やるのみです。

この秋、NPO法人Les World が提供するThe Oneというプロジェクトがあります。

世界中の孤児院・スラムの子ども達を日本に招待し、 人種も宗教も目の色も肌の色も違う
子ども達と共に1つのステージを創り上げるプロジェクト。
創るのは 世界が一つになる、
たった一度きりのステージ。

インドからはプレマメッタスクールを卒業した2名が選ばれました。
ソナムとマヌです。

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彼らは1番下に位置する指定カーストに属しています。パスポートを取得するためにはマイナーカーストとされるカテゴリーの彼らは通常はパスポートを取得することが非常に困難です。プレマメッタスクールでは、彼らがこのプロジェクトに参加できるように保証人になり、パスポートの申請に必要な全ての手続きのサポートをしています。
ご両親の身分証明書を作るところから始まり、あっという間に2ヶ月が過ぎました。ようやく、7月末に州都パトナのパスポートオフィスに本人、保護者(お父さん)プレマメッタスクール校長ナグデブ氏(引率者)で申請に行き生徒のうち一名は申請できましたが、一名は母親もパスポートオフィスまで来るようにと呼び出しを受け再度パトナに行きました。(電車で往復できますが1日かかります。)
子供のパスポートを作るために、両親のパスポートが必要ということで、ご両親のパスポートも作ることになりました。字を書くことに慣れていないご両親は、パスポートセンターで署名をするために何度も何度も自分の名前を書く練習をしました。

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海外に行くことどころか、パスポートを申請することさえ身分の差により難しいという現実がまだ今の時代に存在しているのを改めて痛感しました。
お陰様でスムーズに全員のパスポートを取得することができました。
パスポートの次はVISAの申請です。
インド人にとって、日本のVISAを取るのは簡単ではありません。プレマメッタの子供たちが大好きなレ・ワールドのお兄さん、お姉さんに会えるように、憧れの「日本」に行けるように、いま、彼らと私たちは努力をしています。
生徒2名と引率者でプレマメッタスクールの校長ナグデブ氏3名のVISAが取得できるように祈っていただけたら幸いです。

このプロジェクトのメインは各国から招かれた参加者の子供たちが一緒に2024年9月27日に神奈川県音楽堂で舞台にたち、パフォーマンスを披露することです。
みなさんがステージを観に行ってくださることで彼らみんなを応援できます。

The One に参加する全ての子供達とLess World の応援をよろしくおねがいします。

チケットはすでに販売されています。詳細は下記よりご確認ください。
オンラインのチケットは後日YouTubeの限定リンクが送られてきて視聴できるそうです。

the one – top

長文を最後までお読みいただきありがとうございます。